わしなりに考えてみた

まじめなことも、ネタも

英語は帰国子女じゃなくても使えるようになる!

こんにちは、ケンイチです。

 

 

2ヶ月後をめどに英語のコーチング事業を始めようと思っています。

今日はなぜコーチング事業をやりたいと思うようになったかを、大学に入学してから今に至るまでの過程を通して伝えていきたいと思います。

 

大学入学から現在まで

まず大学1年生の時、ぼくはたくさんの留学生に会いました。

それまで外国人と会える機会はほとんどなかったため、

ぼくは彼らに興味津々で、英語を話せるようになって

彼らとコミュニケーションを取りたい!と思うようになりました。

 

それから毎週開かれていた外国人と日本人が会話をする会に出席するように

しました。けれどそこで得たものと言えば`、相手の言っていることが全然わからないという大きな挫折感のみでした。

自分は英語の成績は学校ではいい方だったのですが、学校で学んだことは

ほとんど実際の会話において役に立たないことを思い知らされました。

 

それからどうすれば英語力を伸ばせるかと試行錯誤し、アニメと漫画を英語で

見始めました。それが功を奏してか、3ヶ月くらいたってから分かりやすい英語を話してくれる人の言っていることは分かるという状態になりました。

 

ぼくは3年生になったら世界一周に出ようと決めていたため、2年生の時はたくさんバイトをしました。そのためバイトと勉強で忙しくなり、あまり英語を勉強する時間のないままに3年生になりました。

そして休学をして、バックパッカーの旅に1年間出ました。

 

まず始めにフィリピンの語学学校に2ヶ月間留学して、英会話の基礎を

学びました。それらは今思えば非常に基礎的なことなのですが、日本の学校では

一度も教えてもらったことのなかったことでした。

その後は、オーストラリアの農場で2ヶ月間ワーキングホリデーを行い、そして旅をスタートさせました。そしてフィリピンで学んだ基礎表現が旅の中で花開き、気がつけば旅の終盤ではノンネイティブの人とはコミュニケーションが普通に取れている!という状態になりました。

また旅の最後にはルーマニアのゲストハウスで受付のアルバイトをすることになり、はじめて英語を使った仕事も行いました。

 

帰国後はまた普通に外国人と交流しながらも日本で学生生活を送っていたのですが、大学で一年過ごして4年生になった時に、また海外に行きたいと思い、大学院1年生になったらオランダのデルフト工科大学に1年間留学をすることにしました。

4年生の時は大学院入試でTOEFL IBTを受講する必要があったため、TOEFLの勉強を行い、受験して留学に必要だった点数を取ることに成功しました。

 

そして大学院1年生になり、オランダに出発しました。

留学当初はやはり自分のリスニング力とスピーキング力が全く足りていない状態でした。オランダの大学ではグループワークがとても多く、英語で意見を述べなければならないシーンが多くありました。また、みんながとても速く話し、たくさんの国から留学生が来ているため訛りもありました。

 

こういった要因から会話についていけず、最初はグループの中で空気となってしまいました。しかし、他のメンバーは互いの言っていることをちゃんと理解しあっていて滑らかに議論しています。それはつまり、明らかにぼくの英語力が劣っているということを示していました。今まで自分なりに勉強してきて英語力を上げてきたつもりでしたが、まだ一つ大きなレベルの違いがぼくと彼らの間にありました。

 

 

ぼくは他の留学生とぼくとの間の英語力の違いを目の当たりにし、いったい何が彼らとぼくらで違うんだろうと思い、彼らにどうやって勉強をしてきたのかを尋ねました。

 

すると、彼らは共通して幼少期から英語に触れ続けてていたことが分かりました。(テレビを英語で見てた、英語を話す授業が昔からあったなど)

 

つまり、日常の中に生の英語をインプットする機会があり、またそれをアウトプットするチャンスも学校であり、そしてそれを10年以上は続けているということでした。

 

それを聞くと日本ではそのどちらも用意されていないことに気づきました。

 

ということで、ぼくも自分でそういったインプットとアウトプットの仕組みづくりを作ってみることにしました。インプットの手段としてネットフリックスを契約し、毎日フレンズという海外ドラマを毎日見るようにし、英語での漫画の読書も開始しました。

 

一年生の時も同様の勉強をしていましたが、今回はアニメではなく、ドラマを見ることでより生の英語に触れられるようにしました。また、以前は日本語で読んだことのある漫画を英語で読んでいたのですが、今回は読んだことのない漫画を英語で読んでみる試みを行いました。

 

アウトプットの手段としては、言語交換のパートナーを見つけ、週一回1時間ほど英語で会話をするチャンスを設けました。

 

こうした努力の結果、半年ほど経ってから英語力に質的な違いが生まれました。日本語をいっさい介することなく英語のみで思考することができるようになったのです。

 

今までのぼくは頭の中での意見の構築は日本語で行っており、それを英語に翻訳していました。そのため、難しい長い説明をしなければならない時にかなり苦労していました。(英語と日本語の語順が違うために説明の順序が異なるから)

 

これは多くの英語を話せる日本人も行っていることだと思います。また、ノートも日本語でとったり、辞書も英和辞典を使っていました。

 

しかし、生の英語に触れていく中で自然と英語を英語のみで理解することができるようになり、頭の中での意見の構築も英語でできるようになりました。これにより、スムーズに話せるようになり、相手が言っていることも速くても分かるようになりました。辞書も英英辞典に切り替え、そちらの方が自然に思えるようになりました。

 

そして留学終盤では明らかにリスニング能力とスピーキング能力が向上しグループワークに支障が出なくなりました。また、友達からも英語がとても上手になったねと言われました。

 

そして今年9月に日本に帰国して英語の学習成果を測るため、TOEFL IBTを再受験しました。出発前の点数は94点だったのですが、帰国後は103点に上がりました(120点満点)。

100点という点数はアメリカの名門のハーバードやスタンフォード大学に入学するための必要要件となっています。

 

こうして大学に入学してからフィリピン留学や旅、アニメ、漫画、ドラマ、オランダ留学など色々トライして、はじめは受験英語しか使えない状態から、アメリカの名門大学に入学するために必要な英語力を得ることができました。

 

ぼくが大学に入ってからの6年間の英語学習で感じたのは正しいインプットとアウトプットの習慣が構築されていれば、英語力は必ず伸びるということです。英語を流暢に使える留学生たちはその習慣を持っていました。そして今のぼくの英語力はもし最初からその習慣を持っていたら、おそらく1年半ほどで到達できるものでした。

 

 

 

 

日本の英語教育の問題点

日本の英語教育の問題は、受験英語の教育に傾き、本質的な英語能力の向上に焦点を向けていないことです。そして英語を教える教員もろくに英語を使えないことです。

みなさんはなぜTOEICが生まれたかご存知ですか? TOEICができる前からTOEFLという試験が存在しているのですが、TOEFLはスピーキングとライティングも含んでおり、TOEICと比べるとはるかに難しいため、普通の日本人には太刀打ちができない状態になっています。そのため、日本がTOEFLを作っている会社に日本人でもそこそこ解けるテストを作って欲しいと依頼し、リーディングとリスニングのみのTOEICが生まれたのです。

そしてこの簡単なTOEICの点数を日本の企業は英語力の指標として採用しています。

しかし、考えてみれば明らかですが、スピーキングとライティングを評価しないテストで英語力を測れるはずがありません。つまり、日本は受験、就職を含め、国の評価基準がおかしいため、いつまでたっても日本人の英語力が伸びないのです。

 

 

そのため、学校の教育方針が大体的に変わらないかぎりは学校に頼って英語力を伸ばすことは不可能であり、自分で何かしらの努力をする必要があります。

 

その努力の一つとしてネイティブの英会話教室がありますが、英会話教室は細かい表現の習得には繋がりますが、英語における本質的な考え方を教えてはくれません。テキストがあって、そのテキストをちょっとずつ進めていくことが英会話教室で行われていることです。しかし、一週間に数時間の英会話教室に通ったところで得られるものはたかがしれてますし、英会話の費用のことも考えれば英会話スクールに通うことは持続可能な習慣とも言えません。

 

つまり、現在日本には学校でもビシネス現場でも本当に英語能力向上に繋がるサービスは用意されておらず、それらに頼らない何かを自分で行っていく必要があります。

 

オランダで受けた衝撃

私が留学していたデルフト工科大学では日本人留学生は5人しかいませんでした。インド人や中国人は何百人もいた中でです。ぼくはここで日本人の英語力がいかに劣っているのかを目の当たりにし、危機感を覚えました。

また、オランダ人の英語力の高さにも驚きました。オランダは世界で一番TOEFL

IBTの平均得点が高い国です。オランダ語と英語が似ていることもありますが、小学生の段階で英語を喋れる子も多いことに驚きました。

それも全てオランダの教育習慣によるものです。

 

そしてぼくは帰国子女ではなく、大学に入ってから英語を苦労して話せるようになった経験者として、英語学習者を助けていきたいと思うようになりました。そして何よりほとんど無意味なTOEIC勉強や文法の授業から脱却して本当に英語を使えるようになってほしいと思っています。

 

 

 

 

ぼくにできること

そしてそのためにぼくが考えているのが英語学習の習慣作りをサポートすることです。いったんインプットとアウトプットの習慣ができれば、みなさんがみなさんのペースでぼくのサポートが終わったあとも勉強することができるようになるからです。

 

今の英語教育市場で行われているのは、いわゆる魚の釣り方を教えることであり、ぼくがやろうとしていることは釣竿の作り方を教えることです。

 

今はモニターを募集してコーチングの内容を固めている段階です。

2ヶ月後を目安に初めていこうと考えています。

 

また、ぼくが得た楽しみながら英語を学んでいくノウハウをブログを通して今後みなさんにシェアしていこうと思います。最後に、英語は帰国子女じゃなくても使えるようになります!

それではまた!