わしなりに考えてみた

まじめなことも、ネタも

学校休んで10カ月間旅して感じた旅の良さ

 

 

さて、今日は「旅すること」について記事を書いていきます。

 

ぼくは去年休学をして主に海外をずっと旅していました。

その時感じたことを、この機会に整理していきたいと思います。

 

 

 

 

 

まず旅ってなんなんでしょうか。

旅行とは違うのか。

 

 

 

ぼく的に旅行っていうと観光とか美味しいもの食べて、友達とはしゃいで、非日常を味わうって感じがします。

 

一方旅は、もっと現地人に近づいた泥臭い感じがします。

非日常というよりは、他人の日常を味わいに行く。

基本自分と向き合う時間が多くて、自分を見つめなおすいい機会になります。

 

ぼくは旅人にたくさん会いましたが、長く一人旅をしている人って独特の雰囲気があります。寂しそうとはまた違う、孤独が熟成された匂いっていうんですかね。

ぼくはあの雰囲気が好きだなぁ。

 

まぁ旅をすることはぼく的には、現地人と接触、現地の建物に潜入、現地のローカル食堂にいくなど、「現地の空気に混ざる行為」と定義させていただきます。

 

 

旅行はあくまで自分らの空気を保ったまま、別の地に赴くのでそこが旅と旅行の違いです。修学旅行生とか大学の卒業旅行の団体とか、団体のおばちゃんとか見ると分かると思いますが、周囲に自分らの見えない壁を張って、その壁の中から旅先を眺めているっていう感じがします。

きれいなものを見るときも常にカメラのレンズ越しに見ています。

 

 

 

さてさて、そんな旅をして現地の空気に混ざると何が良いのか。

 

 

それは世界には同じ時間が流れていて、どこの国の人も普通に暮らしを毎日営んでいるんだといるんだと分かることです。

 

外国に対して何か過剰な期待をしていた僕がいましたが、旅をして思ったのが

なんだ皆自分と同じように毎日生きているんだなということです。

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インドの庶民向け軽食屋さんの兄ちゃん

いい表情。

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偶然バスで知り合った人の友達のバースデーに招待された時に。

幸せそう。

 

 

当たり前といえば当たり前のことなんですが、旅行番組などで華やかなことしか放送しないもんだからなんだか勘違いしていました。

 

 

ぼくはオーストラリアとルーマニアで少し働いたんですが、その時も何か過剰な期待をしていました。

外国で働くってイメージは、こうすごくかっこいい感じがして、甘くみていました。

やってみたら当然仕事は仕事なわけで大変でした。

職を探すのだって一苦労です。

 

 

 

意外と海外に行ってみないとこういう感覚って分からないです。

 

この話を少し拡張すると、芸能人なんかも同じことが言えると思います。

芸能人っていうと、とても華やかで才能があって、自分とは全然違う人って感じがしますが、彼らだって同じ人間です。

華やかなのは一生懸命努力をしているから。

同じように24時間が流れて、ぼくらと同じようにお腹がすいたり風ひいたり恋したりしてるわけです。

 

 

旅をするとそういう自分の勘違いが取れます。

自分以外の人たちを知ることによって、自分と他人の比較ができるようになり、一つ上の視点から物事を眺めることができるようになります。

 

つまり抽象度が上がるんです。

 

これが旅をすることの良さじゃないかなと思います。

 

何事も上達への近道は、まず自分が誤っていることを知ることだと思います。

ですので旅をして、抽象度が上がって、自分の中で誤った考えなどを見つけることが

できればめっけもんじゃないでしょうか。

 

きっと旅から帰ったあとに、その勘違いに気づいたことがきっかけで

大きな変化が起こるんじゃないですかね。