わしなりに考えてみた

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帰国子女でもないのに英語を話せる人は何が違うのか

この記事は、英語の会話力をつけたいと思い、勉強を始めたばかりの人向けに書いています。

 

 

高校入試レベルの文法、大学入試レベルの単語力がある人であれば、ぼくのいうやり方で最短3ヶ月で外国人とコミュニケーションが普通に取れるレベルになると思います。

何年も勉強してできなかったものが、三ヶ月です。

ものごとは正しいプロセスを踏むと嘘みたいに順調に進んでいくものです。

 

何事も最初が一番乗り越えるのが大変で、わからないことだらけで、投げ出したくなっちゃう時期だと思います。

この記事が、そんな最初のステップを超える励みになればと思います。

 

 

 

 

ぼくは高校生の時は、英会話はぜんぜんできませんでした。

大学に入ると、留学生がたくさんいて、初めて外国人と話す機会に恵まれました。

外国に興味津々だったぼくは、彼らに話しかけてみまくりましたが、そこで自分の英語力の無さを痛感しました。

学校では英語の成績はかなりいい方で、自分は英語ができる方だと思っていましたが、実際に外国人と会話をする能力はほとんどないに等しく、自分の勉強してきたものがいかに方向性のずれていたことだったか痛感しました。

 

このズレというのは、実際に外国の方と関わる機会を持たないと気づかないことだと思います。

 

それから、ぼくは英語を話せるようになりたいと思って、いろいろと努力をしました。

いろんな人の助けを得て勉強していってその結果、現在大学4年生ですが、1年生の時と比べれば相当会話力が上がりました。

 

 

非英語圏の人となら問題なく会話できますが、ネイティヴの人相手だとたまに相手の言っていることが分からないくらい。

英語の子供向けの映画や本は理解できますが、大人向けのものはきつい。

TOEFL ibt で言うと90点台。

 

これくらいのレベルです。

 

ちなみにこれくらいの能力があれば、世界中の人と深いコミュニケーションが取れます。(ぼくは旅をしていたので分かりますが、言葉はなくても人と仲良くなれます。しかし、深いコミュニケーションは取れません。)

 

ぼくが感じたのは現状日本で行われている英語教育というのは、中学生の段階で止まっているというものです。中学生の時に基本的な単語と文法、それからちょっとした会話をする。ここまではいいと思うんですが、高校で本来発展させるべき基礎を発展させず、いたずらに受験文法の習得に時間を割いている。

 

なので、日本人が英語を話せるようになるには、中学の時に学んだ知識を正しい形で発展するように自分で何かしらする。それに他ならないと思います。

 

英語がある程度まで使えるようになるのは決して難しいことではなく、正しい順序さえ踏めば誰でもできることです。海外で英語を流暢に扱える人が非常に多い国では、学校教育にそうした正しい順序が組み込まれているはずです。

 

 

端的に言うと、その正しいステップというのは、

基礎的な単語と文法の習得→ネイティブ相手に会話して意思疎通できる感覚を掴む→徹底的に会話

だとぼくは考えます。

帰国子女でもないのに英語を話せる人は、なにかしら継続的にネイティブと会話をする機会を持っていた人たちでしょう。

 

 

そうした経験を持っていない人にとって、これが最短でできるのはフィリピン留学だと思います。

フィリピン留学とは、フィリピンの語学学校に留学することです。フィリピン人はフィリピンがアメリカの領土だった影響で、とてもきれいな英語を話せます。またフィリピンは人件費が安いため、留学費用がアメリカやイギリスに比べて安く抑えられ、またグループ授業が主体の他国と違いマンツーマン授業を受けられるという利点があります。

要するに安く質のいい教育を密度濃く受けられるということです。

 

このためいま韓国、そして日本でフィリピン留学がブームになっているんです。

 

ぼくも実際にフィリピンのバギオという都市に2カ月留学しました。

授業は中学校とかで使っていたような英語の教科書(クミとか出てくるやつ)を使って先生と会話したり、歌を歌ったり、自分で与えられたテーマについて語るとかいろいろありました。辛いとかそういうのはぜんぜんなく非常に楽しくやっていました。(先生達とはマンツーマンなのですごく仲良くなりました)

 

そこで英会話の基礎を徹底して学ぶことができて、今までズレた教育を受けたことを強く実感しました。

 

 

そのズレを端的に表すならば、例えば日本では「私はペンを持っている」

という文は 

I have a pen.

と習いますよね。しかし、ネイティブたちは I have a pen ももちろん使いますが、それと同じくらい 

I 've got a pen.

という表現を使います。

 

実はhaveはhave got とイコールの関係にあり、自由に変換して構わないというルールがあります。一見なんの意味があるのかと思いますが、じつは発音上ハブというよりブガッタという方が便利なんです。これは洋楽とかで本当に頻繁に出てきます。

I 've got a penはちなみに アイガラペンと発音します。

 

日本人は外人がアイガラペンと言ってきても理解できません。

とこんな風にウルトラ基本的でこれを知っていないとネイティブとの会話に苦労するという表現を日本の教育では全く教えてくれませんが、フィリピン留学では教えてもらえます。

 

英会話の本を買ったり、スカイプ英会話を通してこつこつと学んでいくのもいいかもしれませんが、そうした細かい時間をたくさん積むより、二か月間集中して毎日英語漬けにするという経験を積んだ方が絶対に効率的です。(まだ英語がそこまでできない人にとっては)

 

フィリピン留学をし終わって基礎をしっかり積んだあとは、その基礎をどんどん応用していく経験が必要になります。そこで本格的な留学をしたり、海外旅行したり、スカイプ英会話したり、ワーホリしたりとかするといいと思います。

 

ぼくのケースでは、

フィリピン留学→オーストラリアでワーホリ→海外旅→帰国後はちょくちょく外人と遊ぶ

という感じで英語力を上げていきました。もう少し力をつけたいので来年また留学をするつもりです。

 

フィリピン留学について相談とか質問をされたい方がいましたら、下のリンクから中谷ケンイチかもしくは他の方が相談を受け付けているので申し込んでもらえたらと思います。ぼくが実際に留学した語学学校のサイトです。

www.storyshare.jp

 

 

 

 

 

これからの時代、瓶の中の二種類の気体が自然に混ざり合って行くように、地球という瓶の中でどんどん色んな国から来た人が混ざり合って生きていくように なります。

大局的に見れば、クロマニョン人のころからゆっくりと着々と進んでいた地球上における人間のエントロピーの増大が2000年代に入ってようやくある一定のラインに達したという感じです。

 

交通機関の発達、法的障壁の緩和、国力の均衡が進めば、どんどん世界中の人が互いの国を行き来し、自分の生きていきたい国で生きていくという選択肢を取るようになると思います。

 

そんな時代の中、必要となってくるのが英語力です。

さいあく今生きている人達は、英語がなくてもやっていけるかもしれませんが、もし100年後にどこでもドアとかできていたら、絶対英語力ないとやっていけないと思います。

 

 

 

 

 

 

さて、フィリピン留学が英会話を上達させる上で最速の手段であると述べましたが、これからもう少し細かく英会話力を上げるうえで必要になる2ステップを述べます。

 

  1. とりあえず外国人と喋ってみる

なぜ一番最初に外国人と喋ってみるのが最短なのか。

それは、自分のやるべきことが腑に落ちるからです。

このステップを外すと、従来の自分が行ってきた学校教育的な英語学習の延長になってしまい、非常に非効率な道を歩むことになります。

 

 

 

まず勉強をはじめるにあたって、本屋さんで英会話の本とかを買って、まず一冊終わらせよう!というやり方始める人は多いんじゃないでしょうか?

またはインターネット広告とかにでてくる魅惑的な商材を購入したり。。。

 

結論から言うと、これはかなり非効率なやり方だと思います。

 

そういった本が、まったく役に立たないわけではないですが、英会話学習における本筋ではないです。あくまで一助になるくらいのものです。

 

たいてい、一冊やりきれずに投げ出してしまう人が大半ですし、やりきってもそれを実際の会話で使うかといったら疑問だからです。

使わない知識というのはすぐに消え去っていきます。

 

 

 

 

結局英会話において必要なのは、実際に外国人を相手に喋って、自分の言ったことが相手に伝わる感覚、相手の言っていることが分かる感覚を味わうことです。

 

言い換えれば、相手の言っていることが分からない感覚、自分の言っていることが伝わらない感覚を味わうことでもあります。

 

この感覚が英会話におけるコツで、このコツさえつかめば、あとは知識をつけていったり、耳を馴らしたり、発音を良くしたりするだけです。

 

 

 

実際に外国人と喋ってみると、いろいろなことが分かります。

 

外国人といっても、いろいろな国の人がいて、それぞれ訛りのある英語を操るということ。(正しい英語というのは意味をなさないということ)

 

相手の発音が全く聞き取れないこと。

自分の発音が全く伝わらないこと。

意外と単語だけの出川イングリッシュでもコミュニケーションは取れてしまうこと。

相手はこちらのミスなどぜんぜん気にしていないこと。

 

これらの感覚が分かれば、英語学習のハードルはだいぶ下がると思います。

 

 

また、ぼくが始めたてのころ持っていた良くない考えがありました。

 

最初ぼくは英語を話す際に、間違いを恐れていました。

 

正しく正しく、話そうとしていました。

これが日本の英語教育の隠れた影響なんですね。

きっと多くの人が同様の感覚を持っていると思います。

 

 

間違いがあると低い評価がつけられる。

それにより、間違い=悪いという関係が成り立ってしまう。

 

本来間違えることに悪いという意味はなく、それはある判断基準のもとでのただの結果です。

間違いがあるということは、伸びしろがあるということでもあります。

 

けれど実は相手はあなたが文法を間違えることなんてこれっぽっちも気にしていません。意味さえ分かればそれで充分なんです。

 

じっさいあなたが外国人に日本語で道とか聞かれた時に、あいての文法が間違っているとか気にしますか?? 気にしませんよね。ただ一生懸命相手の言っていることを理解しようと思おうとするだけだと思います。

これはぼくらが英語を話す際でも同様です。

 

 

この間違いを恐れる感覚。

これは言語に限らず、ものごとを学習するうえでこの上ないブレーキとなります。

学習とはトライ&エラーの繰り返しであり、その回数が多いほど成長する確率は高まるのに、間違いを恐れる感覚というのはその回数を減らしてしまうものだからです。

 

 

最初に、外国人はこっちの間違いなんて気にしないんだ!

 どんどん間違えて構わないんだ! というかあっちも結構間違えてるしw!

 

ということに気付ければ、あとはこっちのものです。

 

このように、まず英会話の勉強を本格的に始めるさいに、最初に外国人と話してみることで

 

○英語って国によっていろいろあるんだ

○発音って大事

○意外と伝わる

○ミスしてもいいんだ

 

といったことが分かります。

 

 

 

2.ちょこちょこ勉強しない

勉強をする際に、

 毎日30分とかいう感じでこつこつやる人。

 普段は勉強せずに、テスト前とかにどばーとやる人。

この二種類がいるんじゃないでしょうか。

 

どっちにもいいところ、悪いところがあると思います。

 ただ、英会話始めたての人にとっては、後者のどばーっとやるタイプの方が

向いていると思います。

言語学習の早い人はみんなそうしています。

 

机を押して動かす時、最初はすごく力がいりますが、いったん動き出すと最初よりも小さい力で動かせるようになりますよね。

 

これはものごとを始める際にすべてにおいて言えることで、何事も一番最初が一番つらいんです。

 

この最初の障壁というのは物理におけるポテンシャルエネルギーの壁というもので、この壁を超えるためには、物体に大きなエネルギーを加える必要があります。

 

だから、勉強をはじめたての人はみっちりとやった方がいいんです。

ポテンシャルエネルギーの壁を超えるために。

 

 

いったん、壁を超えたあとは、記憶のメンテナンス的な意味でちょこちょこ勉強するのは有効です。

 

英会話の勉強をしていると、自分がある程度の領域に達したなと感じる瞬間があります。あれ、きがついたらなんか普通に外国人と会話してる!みたいな。

 

その瞬間が訪れるまで、みっちりやった方がいいと思います。

 

 

なので、一番のおすすめは語学留学してしまうことです。

3カ月位が望ましいと思います。

 

 

 

ただ、社会人の方だとまとまった休みなんかは取れないと思うので、やるとしたら学生ですね。

そういう意味で、自分で時間を自在にデザインできる大学生という身分は本当に貴重な身分だと思います。将来的に考えて、大学生の時期にやっかいな英語を克服してしまうというのはとても効率の良い戦略だと思います。、

 

 

 

 

まとめると

① とりあえず外国人と喋ろう

② いっきに勉強しよう

 

いうことでした。

 

 

この記事がみなさんの英語学習の一助になりますように。